2026.02.01
「クマ」じゃなくて「魔女」出没注意!
去年、ニュースを賑わせたのは「熊」でした。
そのあまりの出現頻度と被害の印象が強く、ユーキャンが行う今年の漢字にも選ばれたのは驚きでした。
さて、寒さが一層厳しくなるこれからの季節、冬眠している熊よりも注意が必要なのが「魔女の一撃」です。
ご存知の方も多いと思いますが、「魔女の一撃(Witch’s shot)」とは急性腰痛、つまりギックリ腰のことを言います。
*もともとはドイツ語の「Hexenschuss(ヘクセンシュス)」に由来し、「まるで魔女に打たれたような突然の激しい腰痛」という意味らしいです。
腰痛の記事はこの時期に良く書かせてもらいますが、それにはちゃんと理由があります。
まず寒さによる身体の硬さの増強です。
寒くなるとどうしても筋肉や腱などの、軟部組織の柔軟性が失われます。
また、寒いと体表面積を小さくしようとして、身体をぎゅっと縮めてますます筋肉が硬くなります。
そのような時にふいに身体を動かすと、縮んでいた筋肉が急激に伸ばされて障害されます。
このふいの運動には雪かきは元より、布団の上げ下げ、クシャミ、車から降りようとしたとき、こたつに入った状態で後ろにあるミカンや新聞を取ろうとした時など、本当になんの気なしで動いたときになります。
その他の要因には、寒さによる活動性の低下、普段からの運動不足、筋力不足、体重過多、柔軟性の低下、加齢、ストレス(緊張は身体を固くします)、過去にギックリ腰になったことがある・・・自分で挙げていてなんですが、全て当てはまり耳と心が痛いです。
多分魔女は普段からこのような条件に当てはまる人を、物陰からそっと観察しているんでしょうね。
そしてチャンスが来た瞬間、狙っていた腰に一撃を食らわし、苦痛でゆがむ顔を見て笑っているんでしょうか?
本当にタチが悪い!
魔女に悪さをされないように、作業前にはラジオ体操やストレッチなどをすることや、普段から散歩などの軽い運動を心がけるのが大切です。
言い出しっぺの私もいつも魔女の視線を感じながら、一撃を貰わないように生活習慣を見直したいと思います。
それでも一撃を貰ったり、貰いそうな時には鍼灸治療も有効です。
鍼灸施術には筋肉の循環を改善して柔軟性を上げ、疼痛を抑える効果が期待できます。
*諸条件により個人差はありますが、概ね1~3回で改善することが多いです。
これから寒さのピークを迎えますので、是非万全の態勢で魔女に付け入る隙を与えないようにしましょう!
注意:発症後、腰だけでなく脚まで痺れや痛みが響いたり力が入らない、高齢者の方で呼吸すると背中が痛む、排尿や排便に異常がある場合には、すぐに整形外科を受診して下さい。
やえの森治療院