2025.11.01
継続は「薬」なり
「継続は力なり」は有名な言葉ですが、今回は継続することで「薬」以上の効果が得られたお話をご紹介したいと思います。
常連のHさんの最初のお悩みは、毎年寒い時期になるとひどい霜焼け・アカギレになることでした。
確かに靴下を2枚重ねして、室内でも手袋が欠かせない様子でした。
患部の足や手の指先はほぼ紫色で、皮膚科で塗り薬を処方され毎日塗布されていましたが、治ることはありませんでした。
そのHさんですがお灸(せんねん灸)を大変気に入られて、業務用を箱買いされて自宅でも毎日欠かさず施灸(せきゅう:お灸をすえること)されていました。
もちろん秋や冬だけでなく、暑い夏も休まずやり続けられました。
それが1年を過ぎる頃、霜焼けの症状に変化が起きました。
霜焼けにはなるけど、ひどくならなくなったのです。
それからまた一年、今度はほぼ症状がなくなり、皮膚科に行くこともなくなりました。
現在もその状態を維持されてます。
自宅での継続的な施灸は、昔で言えば「養生(ようじょう)」、現代風に言えば「セルフ・メディケーション」になります。
我々のような専門家に頼らず、ご自身で健康を維持されていくことは本当に理想的だと思います。
ちなみにHさんは80代!
皆さんもよく「体質改善」と言うことよく耳にされるかと思いますが、長年かけて作り上げてきた「体質」は一朝一夕には変わりませんが、こつこつ続けていくと80代になっても改善できることもあります。
そのようなお手伝いが出来れば、望外の喜びです。
やえの森治療院