今週の7月17日（日）に本治療院主催の第2回臨床講習会を、旧上高井郡役所をお借りして開催いたしました。

 


 

 

今回は「免疫とアレルギー」と言うテーマで、講義と実技披露の2本立てで構成しました。

 


 

 

参加者は私の専門学校時代の教え子がほとんどで、卒業してから１０年以上経った卒業生から現役の在学生まで、北信地方は元より東信・中信・南信からも駆けつけてくれました。

講習内容を少し詳しくお話ししますと、講義では免疫の基礎知識（自己と非自己の識別、抗原と抗体）、脳腸相関と腸内細菌（経口免疫寛容、経皮感作）、女性に多い膠原病（SLE、関節リウマチなど）、アレルギー疾患の鍼灸治療のポイントについて９０分ほど講義させてもらいました。

実技は実際に本治療院で行っているアトピー性皮膚炎の治療法について、成人と小児の治療法の違いや、低周波鍼通電療法（パルス）を用いた治療の紹介を行いました。

 

参加した皆さんは、本当に真剣な表情で一生懸命耳を傾けてくれました。

 

 


 

 

多くの向学仲間と一緒に臨床についての深い議論が出来たことは、本講習会の趣旨である「地域貢献」に叶うことで大変うれしく思いました。

講習会の最後に私が伝えたことは、「私一人が知識や技術を独占しても、助けられる患者さんの数はたかが知れている。ここにいる皆が出来るようになれば、より多くの患者さんを救うことが出来る。また一緒に勉強しよう！」と言うことでした。

是非来年も開催できるように、これからも日々研鑽していきたいと思います。