2023.12.21
咳止めがない時、ツボが効くかも!?
最近のニュースで「咳止め」がない、というのがピックアップされていました。
インフルエンザ流行や新型コロナウイルス関連による需要の増大と、一部の製薬会社によるジェネリック医薬品に関する不正で供給量が低下したなどによる影響だそうです。
さて、そもそも「咳(せき)」とはなんでしょう?
「咳」はホコリなどの異物がノドや気道を刺激して起こったり、ウイルスや細菌が感染して炎症を起こすと発生します。
もともと身体にとって不要なものや有害なものを、強制的に外に出すという正常な生体反応ですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の通り、あまり激しかったり長引く咳は睡眠を妨害し、体力を消耗させ、日常生活の質を著しく低下させます。骨粗鬆症の方は激しく咳をすると、肋骨(あばら)にヒビが入ることもあります。
咳を軽減するために薬以外で出来ることは、乾燥を避けることです。室内では加湿を十分に行い、マスクをかけるようにしましょう。マスクは感染拡大防止だけでなく、吐いた息がそこに溜まり湿度を上げてくれる効果も期待できます。また、十分に水分補給することを心がけるのも良いでしょう。
以上のようなことを試してもまだ席が止まらない時には、ツボを押すことで症状の緩和が図れるかもしれません。
①尺沢(しゃくたく)
このツボの見つけ方ですが、①掌が正面になるように肘を伸ばす、②ちょっとだけ肘を曲げると肘の中央に固いスジ(腱)が触れます、③そのスジ(腱)の親指側のくぼみにあります(写真参照)。
②大椎(だいつい)
このツボは首の付け根にあります。お辞儀をすると一番盛り上がる骨のところにあります(写真参照)。ココは押すというよりも、カイロなどで温めると効果的です。
薬があまり効かない時や手元にない時、気休めかもしれませんが、意外に効果が見られることがあります。是非お試しください。
やえの森治療院