2023.05.17
ここちよい、針のシゲキ~!の訳
PUFFが「愛のしるし」を発表したのは1998年、今から25年前です。
それがまたTikTokで注目され歌番組などでも聞く機会があるのは、その当時を知っている身としてはなんだか不思議な感じがしますが、とても素敵な歌なので再評価されて嬉しいです。
さて、この歌の歌詞に「ここちよい、針のシゲキ」というフレーズが登場します。
どういう意味で使われているか本当のところは存じ上げませんが、確かに鍼(ハリ)刺激は心地よいものです。
心地よい理由には2つあります。
まず第一に、『脳内麻薬(オピオイドペプチド)』が出るからです。
手足のツボに鍼をして刺激することで、脳内にβエンドルフィンなどの『脳内麻薬(オピオイドペプチド)』が生成されます。この物質は強い鎮痛作用があり、更に快感情(気持ちいい)をもたらします。マラソン選手などが経験する「ランナーズハイ」と同じ現象です。
そして第二に、『副交感神経の興奮』があります。
副交感神経とは自律神経の一つで、主にリラックスした時や眠っているときにに興奮している神経です。鍼刺激はこの副交感神経を興奮させる作用があり、施術中に眠くなったり爆睡される方が多くいらっしゃいます。また副交感神経は内臓の働きをよくするので、施術後に意図せず便秘が治ってしまうということもあります。
痛みが抑えられ、安らかな気分になり、まどろむ・・・これが「ここちよい、針のシゲキ」=「癒し」なんだと思います。
やえの森治療院では鍼施術だけでなく、同じ作用が期待できる灸や手技療法も合わせて施術することで癒し効果を最大化してます。
日々のストレスで疲れが溜まっていたり、よく眠れない、イライラしたり落ち込みがちな方は、「癒し」としての鍼治療をお試しになってはいかがでしょうか?