2021.06.03
お灸への熱い思い!
私が「お灸」と言うものを知ったのは幼少期のころ、曾祖母が自分の足にすえているのを見たのが最初だったと思います。
熱さに耐えながら何度も同じところに火をつけ、しっかりと灸の痕が残るようにすえていたのがとても印象的でした。
実は鍼灸マッサージの専門学校に通ってた当初、お灸にはあまり関心がありませんでした。
しかし、卒業して免許取得後、色々な場面でお灸の効果に驚かされるばかりで、学生時代にもっと練習しておけば良かったと後悔しています。
お灸は抗アレルギー作用が強く、喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症などの治療で重宝しています。また、自律神経の働きを促したり、血行促進にも絶大な効果があります。これはお灸の温熱作用はもちろんですが、お灸に使うもぐさに含まれるチネオールという精油成分や、他のタール成分などが皮膚や鼻の粘膜から浸透していくために起こるとされています。
これらの作用を応用して、不妊症や生理不順などの婦人科領域、関節リウマチや膠原病などの自己免疫疾患領域、おねしょや夜泣きなどの小児科領域、心療内科や精神科の領域などの多くのところで効果が期待できます。
本治療院では、やけどをさせないお灸(知熱灸、台座灸など)で上記のような疾患の治療を行っています。
また古くからお灸は自宅での養生、今でいうセルフメディケーションのツールとして有用で、本院でもお灸の正しいすえ方や効果的なツボなどを指導しております。
冒頭で紹介したウチの曾祖母ですが、お灸の効果かどうか分かりませんが白寿まで元気に過ごし大往生しました。
皆さんも温かくて心地よく、免疫力が向上する「お灸」をすえて、元気な毎日をお過ごし下さい。
また、プロがすえるお灸は一味違いますから、是非本治療院で本格的なお灸を体験してみてください!