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2021.08.28

耳鳴り・難聴・めまいのお話の『めまい』編です!

その日は休みだったので、少し寝坊して布団から立ち上がった瞬間でした。

 

 


 

 

私を中心とした世界がグラグラと揺れ始め、まさに「目が回る」感じでした。

お酒に酔った時とも違いますが、とても気分が悪くなりまた布団に戻り休みました。

 


 

 

少し休むと大分収まりましたが、またなるのではないかと心配になり、なかなか布団から出ることが出来ませんでした。

 

これが私が初めて経験した「めまい」です。

 

 

 

 


「めまい(眩暈)」とは世界が回ったり(回転性)、自分の身体が宙に浮くようなフワフワした感じ(浮遊性)になる異常な感覚です。

 


 

 

 

・日常生活で最も多いのは、「立ち眩み」によるものです。これは急に立ち上がったりした際に、本来は自律神経(交感神経)がすぐに心臓や血管に作用して血圧を上げ、脳に十分な血液を送るようにするシステムがありますが、これがうまく作動しないと脳の機能の一部がシステムダウンを起こし意識が遠くなります。よく「(脳)貧血」と呼ばれますが、正しくは「脳虚血」と言います。

 


 

 

 

・次に多いのは首や肩のコリからくる(頚性)めまいです。「良性発作性頭位めまい症」と言います。一緒に後頭部から側頭部やコメカミにかけての頭痛(緊張型頭痛)を伴うことがあります。多分、私がなっためまいはコレだと思います。

*それ以外に耳の中の前庭器官の障害で起こる「耳性」もあります。

 

 

 

・以上のこと以外で気を付けたいのは、

①症状がかなり長時間(数時間~半日以上)続くもの

②顔や手足のしびれ(麻痺)を伴うもの

③一人で歩けない

④ここがどこか分からなかったりすぐに眠ってしまう(見当識障害、意識障害)

⑤明らかにいつもの症状と違う

などがあった場合には、すぐにかかりつけの病院に相談してください。

 

 

前々回の耳鳴り、前回の難聴と今回のめまい、この3つの症状が現れやすい疾患として最も有名なのが、メニエール病です。

*その他にも、聴神経鞘腫、前庭神経炎、突発性難聴、ラムゼー・ハント症候群などがあります。

 

メニエール病は耳の奥のほうにある、前庭器官と呼ばれる身体のバランスセンサーがむくむ(内リンパ水腫)ことで発症します。

 

10分以上続くめまいや、難聴や耳鳴りなどの症状が繰り返し起こる場合に強く疑われます。

 

 

 

 

鍼灸治療では正直、どこまで良くなるかを保証することは出来ません。学会の研究発表等でも鍼灸治療で良くなった(もしくは緩解期に入った?)症例もありますし、逆に発作が誘発されることもあるからです。

また、治療法は一緒でも、患者さんのその日のコンディションや感受性によっても大きく変化していきます。

 

メニエール病を含めためまいの大敵は、ストレスだそうです。

鍼灸治療はこのストレスによって起こる自律神経系の緊張を緩和したり、平常に戻すお手伝いをすることが出来ます。

また、首や肩の筋肉をほぐすことにより、良性発作性頭位めまい症などを緩和することが出来ます。

そのような小さな効果を積み上げて、症状の緩和に繋がれればと思います。

 

めまいは大変日常生活の質を落とす症状ですので、お困りのことがあれば是非当院にご相談ください。

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